A012【家事動線を考える】2016/07/11
家事において私はほとんど役に立たないのですが、だからといって家事動線も考えずに家づくりをしてしまっては、良い家にはならないでしょう。
家事動線について考えることが大事だと思いますので、妻に聞いて一日の流れをシミュレーションしてみました。
目次
一日の生活の流れ
それでは、一日の流れをシミュレーションしてみます。
以前考えた家のコンセプトについても念頭に置いておきましょう。
家の間取りはとりあえずセキスイハイムに提案してもらったもので考えます。子どもは小学生くらいを想定しています。
- 起床、洗面
2階から1階へ
⇒洗面所は各階にあり、かつキッチンまでの動線上なので気にしなくてOK
- 朝食の準備
まだ誰も起きていない中、お湯を沸かしてパンを焼く
⇒キッチンからテレビが見れないので、音がなくて寂しい?キッチンからのみ見えるテレビが必要か。
- 朝食&通勤通学の見送り
着替えた状態で私や子どもが2階から降りてくる
⇒時間は少ないが家族団欒のとき。ニュースを見るのもいいが、やはり会話したい
- 自分の朝食の準備
⇒キッチンでの作業なので、ここも音がなくて寂しい?
- ゴミ出し
ゴミ出しは私が通勤時に持っていくスタイルになる
⇒ゴミ袋をキッチンから持って行っても良いし、勝手口からゴミを出しておいて、それを外で受け取るスタイルでも良い。
- スーパーで買い物
家を出て車で移動、買い物袋を抱えて帰ってくる
⇒駐車場は家の右側をイメージしていて、そこから玄関、キッチンと結構歩く距離が長い。勝手口の横に車を停めて、荷物だけ運搬してしまうのが楽かもしれない
。
例えばペットボトルの飲み物を1箱買うと12kg以上になり、相当大変。そうすると、勝手口は駐車場からアプローチしやすい方向に付けたほうが良いかも(今は左向きについているが、右向きにつける)。ゴミ出しを考えても同様のことが言える。
そうすれば、土砂降りの日は勝手口から駐車場へ出ることでほとんど濡れずに済むし一石二鳥?
- 昼食の準備
⇒キッチンでの作業なので、ここも音がなくて寂しい?
- 部屋掃除
1階、2階にそれぞれ自動掃除機ロボットを導入予定。各階の溝や難しいところは掃除機で。必要に応じて布団を洗濯乾燥機で丸洗い。
⇒ここで2階へ上がる。掃除機を持って各階を行き来することになるが、基本は1階に置いておくのが良いか。
2階は各自の寝室と風呂場のみなので凹凸も調度品も少なく、ルンバだけでほぼ対応できると思う。
1階は来客を想定しているので掃除機をかける頻度も高い。つまり1階に掃除機を片付ける収納スペースが必要(順当に考えて階段下か)。
⇒我が家は洗濯乾燥機なので洗濯物を干す必要がほとんどなく、布団も丸洗いできる。各自の寝室が2階にまとまっていること、洗濯乾燥機も2階に設置していることから、布団を持って各階を行き来しなくて良い。
- アイロンがけ
洗濯物のうち、シャツやハンカチ等をピックアップしてアイロンがけ
⇒アイロンがけ中も音がないと寂しいが、各自の部屋も洗濯乾燥機も2階にあるので、アイロンがけも2階でしたほうが効率が良い。
- 洗濯物を畳む
畳んだ洗濯物を各自の部屋へ
⇒当然この作業も2階でやりたい
- 風呂掃除
浴槽の掃除とゴミ除去
⇒2階に上がったついでに
- 夕食の準備&子どもの帰宅
⇒昼食準備と同じ問題が発生するが、子どもが帰ってきたら会話できる。子どもはキッチンから見える机でまずは宿題をやるように習慣付けたい。
- 夕食
⇒家族団欒の時間
- 皿洗い
可能な限り食洗機を使用して負担軽減
⇒日本製の食洗機は小さく食事毎に使用しないといけない上、洗浄力が弱いため結局手洗いが必要だという噂がある。海外製の大きくて洗浄力の強い製品を検討し、一日分の食器を寝る前の一回で終わらせたい。
(↑海外製食洗機のショールームへ行ってきました)
- 洗濯乾燥機を回す
お風呂のお湯を使って洗濯乾燥機を回す
⇒夜に1度回せばOK
- 就寝
このシミュレーションは、様々な家電を最大限活用することを前提としています。私は最新家電により家事を軽減させることは素晴らしいことだと思っています。
今の時代、社会において単調な仕事はどんどんロボットに取って代わられ、人間の仕事はクリエイティブなものに限定されてきています。
単純作業は大幅に自動化され、接客業の一部もタッチパネルになり、遠くない未来には自動車も自動運転になるでしょう。
家事も同様に、単調な掃除や洗濯や皿洗いのような仕事は自動化し、クリエイティブな調理や子育てのような仕事に集中すべきだと思います。
そのため私は特に、全自動洗濯乾燥機、自動掃除ロボット、食洗機の3点は重要視しています。
現状の間取りの問題点
以上のシミュレーションでわかったことは、
・勝手口の位置の再検討
・1階に掃除機等の収納スペースがいる(階段下スペースの活用)
そして何より、
・キッチンや2階にテレビをつけるか持ち運べるテレビのようなものがないと、家事のところどころで音がなくて寂しく、ながら作業ができない
これが最大の課題ですね。
理想論だけでいえば
・テレビを見ながら食事する習慣をつけたくないのでキッチンとダイニングにテレビを置きたくない
・1階に生活感を出したくないので、洗濯機やお風呂を2階に配置して全て2階で完結させたい
と思うのですが、それを重視するあまりに家事中にテレビを見ることができず、退屈を感じてしまうことも問題です。
ではポータブルテレビを買って持ち運ぶのでしょうか?
それでは録画番組が見られません。妻の場合は放送中の番組を見ることより録画番組を見ることのほうが圧倒的に多いので、現実的ではありません。
この問題を解決するのがタブレットPCです。
iPadとSonyのレコーダーがあれば、iPad上でTVや録画番組の視聴も、録画予約も可能です。
私的にはiPadは革命的なアイテムで、日々の生活を劇的に便利な方向へと変えてくれました。
iPadをパソコンのメインディスプレイにすることも、iPadでパソコンを遠隔操作することも、自宅カラオケの操作パネルにすることも可能です。
これは家電の話なので、B記事(家計簿や家電など生活にかかわること)で書くことにします。非常に便利なアイテムなので、是非導入を検討してください。
A記事(家づくりにかかわること)の次回は、家の外観とコストについて検討します。