A030【2016/08/07 家事という仕事】
妻の妊娠中、私も家事をする機会が増えました。今まではトイレ掃除とゴミ出しくらいだったのですが、皿洗いや洗濯、部屋掃除、そして料理(これは恥ずかしながら一人では殆ど役立たずです)を経験しています。
「家事手伝い」として皿洗いや掃除「だけ」をする分には大したことなかったのですが、一日分の全ての家事を一人でするとなると、かなり大変だということに気付くことが出来ました。
目次
家事と会社員の一日の流れ
我が家を例として、一日の流れを図示してみました。緑が従事時間、オレンジが自由時間です。
このような結果となりました。私が3時間残業していても従事時間は1時間40分しか違わないのに、終業時間は家事のほうが3時間45分も遅くなっています。
家事は従事時間が長い点も大変ですが、何よりも仕事が分散しているために終業時間が非常に遅くなることが問題だとわかります。
更に1週間あたりの労働時間を考えてみましょう。
料理以外の家事(掃除・洗濯・買い物)は毎日しなくても良いので、水・土・日曜は料理のみとすれば、労働時間は3時間程度です。その場合、1週間の合計労働時間は44時間程度になります。
私の場合は週に1日だけ残業がなく、1週間あたりの合計労働時間は平均して約49時間程度ですから、その差は5時間しかありません。それにも関わらず、家事は終業時間が遅く、土日休みもない・・・どちらが大変でしょうか?
私は例え従事時間が会社員のほうがもっと長かったとしても、ON/OFFがはっきりしている仕事のほうが楽だと思います。
専業主婦(主夫)という職業
家事は終業時間が遅いため一日中仕事をしている感覚があり、ON/OFFがはっきりせず気が休まらない休憩時間が殆どで、土日休みもないので精神的な疲労が溜まっていきやすい仕事です。
土日だけでも家事を少し手伝うか、外食に連れて行くか、旅行に連れて行くか・・・そのくらいして丁度良いのではないでしょうか。はたまた土日も働くか、ですね笑
これは現状の話です。
子どもが産まれたらその世話が追加されますから、自由時間はほぼ確実にゼロになり、休まる時間は皆無でしょう。夜も定期的に起こされ、連続で3時間眠れれば良いほうだとも言われています。
家族の支えなしに一人で子育てをするというのは、私には無理難題のように感じます。
昔の人は洗濯機すら無かった上に赤ちゃんは布オムツだった訳ですが、現代では到底考えられませんよね。本当に頭の下がる思いです。
イクメンという言葉が生まれたように、核家族化した現代においては夫が育児を手伝うか、帰省して両親の助けを得るのが現実的でしょう。
少し話が反れてしまいましたが、ここまで書いてきて思うことは、専業主婦(主夫)というのは才能がいるというか、向き不向きの強い職業だということです。
・会話する相手がおらず落ち込みやすい環境のため、強いメンタルが必要
・仕事に対する報酬が少ない(褒められにくい、仕事の質を評価されにくい)
・就業時間が遅く、まとまった休みが非常に取りにくい
・監視の目がなく誘惑が多い状況できちんと働く克己心が必要
・ON/OFFを自分で切り替えられる才能が必要(休むときはちゃんと休める)
等、結構ブラックな職場だと思うのです(特に1~3つ目)。
世の奥様方がママ友とランチに行ったり、習い事に行ったりすることで、達成感や承認欲求を満たしたくなる気持ちがわかります。
しかし最近は子どもの教育に対する考え方から、早い段階から塾や習い事をさせる傾向があり、子ども一人あたりにかけるお金が増えているそうです。
そのため若いときに働き手が一人では収入に余裕がなく、専業で友人とランチや習い事を楽しむというのは中々実現しにくいでしょう。世知辛いですね。
以上、家事が如何に大変かというのをつらつらと書いてきましたが、私が言いたいことはそこではありません。
「その大変な家事を少しでも楽にしよう!家電で!!」
ということです。
私は家事を楽にする家電が大好きです。我が家は全自動洗濯乾燥機を導入しており、先程の図の「洗濯物を干す」と「アイロンがけ」をかなり短縮できています。
寝る直前にスイッチを押すだけで洗濯が完結する全自動洗濯乾燥機、
日々の床掃除を劇的に楽にする自動掃除ロボット、
そして食事の片付けに革命を起こす食洗機は
家電における「新三種の神器」と呼ぶに相応しいと思っています。
といっても、現在所有しているのは全自動洗濯乾燥機のみで、自動掃除ロボットと食洗機は家を建てたときに絶対導入したいと強く思っているだけです。
これらの家電は難易度の高い家事を行うため、負担の軽減効果が大きい一方、結局使えなかったという声も良く耳にしますよね。
次回はそんな「食洗機」のお話です。