高度情報処理技術者を専門外&業務未経験者が目指した結果

2019年勉強開始、独学です。過去の家づくりや家電記事もおまけに残してあります。

食洗機の比較に海外製食洗機のショールームに行ってみた2

ミーレもアスコもガゲナウも、実機を見ましたが素晴らしい食洗機でした(前回記事)。今日はもう少し海外製食洗機について掘り下げていこうと思います。

 

目次

 

何故海外製食洗機は高いのか

ミーレ、アスコ、ガゲナウ。それぞれに僅かに特徴はありましたが、基本的な性能はほぼ変わりません。正直違いとして体感できるのは外観、ラックの配置や形状、材質くらいではないでしょうか。どれを選んでも満足が行く買い物になると思います。

 

しかし、それにしても「海外製食洗機は高すぎる」と思ったことはありませんか?

海外製のように大容量で、かつ安価な物はないのか、と。海外ではこれらの製品が割引価格(例えば3割引で25万円程)で買えるのだとしても、まだ高いと感じますよね。

 

そこで調べて見ると、日本で展開している海外製食洗機はどれも「高級家電メーカー」のものようです。日本には国内の高級家電メーカーというものがないのでイメージが湧きにくいのですが、家具を想像してみてください。

これからはどうなるのかわかりませんが、これまでの大塚家具(IDC OTSUKA)は高級家具メーカーとして、ニトリ等とは一線を画してきました。こういった住み分けが、海外では家電においても存在するようなのです。実際、先程名前の挙がったミーレ(Miele)、アスコ(ASKO)、ガゲナウ(GAGGENAU)はどれも高級家電メーカーのため、食洗機の世界市場のシェアにおいて上位に入ってきません。シェアのトップ3はアメリカのワールプール(Whirlpool)、ドイツのボッシュ(BOSCH)、スウェーデンのエレクトロラックス(Electrolux)です。

食洗機業界の世界市場シェア - YouTube ※2014年の結果だそうです。

 

これらのメーカーの食洗機を調べて見ると、ミーレ等の日本で展開している海外製食洗機と同等サイズのものが20万円程と、約半分の値段になっています。これならば国内製の食洗機と競争出来ますね。こういったメーカーは積極的に日本に参入せず(ボッシュは過去に参入していましたが)、殆ど名前を聞かないために「海外製食洗機=高い」というイメージになっています。

 

このようにメーカーを選べば、海外製の大容量食洗機を安価に導入することが出来ますが、あまりお勧めしませんメンテナンス・サポートの問題があるからです。

日本支社がない、日本での普及率が低い海外企業の製品は、部品一個を取り寄せるのも一苦労です。メンテナンスが出来る業者も限られているでしょう。故障してしまったら「1ヶ月以上使えない」「修理コストが高い」といった悲惨な状況に陥るかもしれません。

 

私がミーレを選んだ理由

そういったメンテナンス・サポートのリスクを考えたとき、最も信頼できるのがミーレです。ドイツ・ミーレが100%出資した子会社ミーレ・ジャパンがあり、日本各地に公認のアフターサービス店を設置しています。アスコやガゲナウについても、日本支社(子会社)こそありませんが代理店がたくさんあるので何とかなるとは思います。高級メーカーですから、簡単に調べた範囲ではアフターサービスが悪いという評判も特にありません。それでも、ミーレと比較すると安心面では若干劣っていると私は考えました。

過去、世界第2位のドイツメーカー「ボッシュ」も日本の食洗機市場に参入していました。しかし部品の不具合やら何やらで採算が合わなくなったのか撤退してしまい、今ボッシュ製の食洗機を導入した方々が大変苦労されているようです。このようなことが起こり得るので、海外製食洗機を導入する場合、出来るだけリスクが少ないメーカーを、ということでミーレに軍配が上がりました。

尚、ボッシュは近々日本の食洗機市場に再参入するようですから、比較的安価な海外製食洗機として成功してくれたら嬉しいですね。

 

以上、2回に亘って海外製食洗機について調べてきました。私は海外製食洗機に決めようと思います。