高度情報処理技術者を専門外&業務未経験者が目指した結果

2019年勉強開始、独学です。過去の家づくりや家電記事もおまけに残してあります。

小型PCという新しい選択肢 ~一般的な用途では十分な性能~

家庭用パソコンとして、私が注目しているのが小型PCです。

スマホやタブレットPCで出来ない作業は、小型PCでやるのが良いかもしれません。

 

目次

 

小型PC=デスクトップPCの欠点を無くしたデスクトップPC

まず、前回記事を読んで頂いたほうがわかりやすいかと思いますので、リンクを貼っておきます。

www.terupapa.com

 

小型PC、mini PCとは、Mac mini(Apple)Diginnos mini(ドスパラ)LUV MACHINES mini(マウスコンピュータ)といった

 

「デスクトップPCに準ずる性能を持ちながらも、省スペース、省電力、静音性を実現したPC」

 

のことです。

縦横が各20cm以内、高さが数cmの直方体型が一般的です。

ノートPCが大体B5(182×257mm)からA4(210×297mm)の間であることを考えると、設置面積はノートPCより少なく省スペースです。デスクトップPCは小さいものでも300×300×100mm程度なので、比較になりません。

 

重さも1~2kg程度と、軽いノートPCと同じくらいでしょうか。デスクトップPCは軽いものでも4kg程度です。

 

消費電力もノートPCと同等以上で、待機状態は10W以下、使用時は20~50Wといったところです。デスクトップPCはこの3~5倍程度の消費電力が一般的です。高性能なデスクトップPCは10倍以上の消費電力になることもあります。

 

静音性もノートPCと同等以上で、ファンのない小型PCに至ってはほぼ無音になります。デスクトップPCは筐体の大きさと消費電力量に見合ったファンが付いているので、決して静かではありません。

 

そのうえ、コストパフォーマンスはデスクトップに準ずる高さで、ノートパソコンより低価格で高性能の小型パソコンを購入できます

 

上述の性能を見ると、小型PCはデスクトップPCよりノートPCと競っている商品のようにも見えますが、やはりノートPCとは使い方が全く異なります

 

小型PCにはキーボードもトラックパッドもディスプレイも付いておらず、バッテリーも基本的に搭載していないので、本体はどこかに常駐させておくのが基本となり、気軽に出したりしまったりできるノートPCと同じように使うには手間がかかりすぎます。

 

小型PCはやはりノートPCよりもデスクトップPCと比較すべきでしょう。

省スペースなので常駐させる部屋をすっきりでき、省電力で静音性も高いので常時稼動でも気になりません。

デスクトップPCと比べると割高で、ハイエンドクラスは実現しにくく、拡張性も低いですが、前回記事で書いたように普通の人にとっては現行トップクラスの性能や拡張性というのは不要です。

 

「デスクトップの欠点をなくしたデスクトップ」と呼ぶに相応しい、素晴らしい商品だと思います。

 

ディスプレイ(モニター)無しという選択

前述の通り 、ノートPCと同等以上の省スペース、軽量、省電力、静音性を実現していますから、ノートPCと同じようにダイニングやリビングテーブルで使い、終わったらしまうというのも不可能ではありません。

 

本体はブルーレイレコーダーと一緒にTVボードの中にでも常駐させておき、キーボードやマウスは無線のものにしておけばどこにでもしまっておけます。問題になるのはディスプレイです。

通常のパソコン用ディスプレイだと場所を取るうえに無機質なので、デザイン的にもリビングやダイニングには相応しくありません。

 

普段はDuet DisplayでiPadをメインディスプレイに

そこで私は、iPadやiPad Proをメインディスプレイとして使用のもありだと思っています。これには、前回記事でノートPCのサブディスプレイとしてiPadを使用するという話をしたときにも出てきた「Duet Display」を利用します。Duet Displayについては次回の記事で詳しくお話します。

 

 

USBを用いて小型PCとiPadを繋ぐだけでiPadがメインディスプレイとなるので、まさにどこでも持ち運べるディスプレイの完成です。

iPadはB5より少し小さいくらいなので、小型ノートPCと同じくらいの画面となり、使用感はそれに近いものになるでしょう。 

 

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大画面が必要なときはTVをメインディスプレイに

しかし、せっかくノートPCよりも高性能な小型PCを持っているのだから、その性能を発揮するには小さなディスプレイでは不十分だと感じる方も多いと思います。

そんなときにはTVをディスプレイにしてしまえば良いのです。

 

これはスティックPCという、小型PCより更に小さなPC(スマホより小さい)をTVのHDML端子に接続することで、テレビを液晶一体型PCにしてしまう画期的な商品が発売されたときに流行りました。

 

しかしスティックPCはその超小型ゆえに低性能という問題があり、せっかくの大画面ディスプレイがあっても使いこなせないという矛盾が生じ、結局爆発的なヒットには至りませんでした。

 

小型PCはスティックPCより大型にはなってしまうもののデスクトップPC並みに高性能ですから、テレビという大画面をメインディスプレイにするメリットを十分に得られます

動画編集や画像編集などの細かい作業をしたいとき、映画やゲームを大画面で鑑賞したいときには最高の環境だといえます。

 

 

このように、小型PCのディスプレイをテレビとiPadで代用できれば、ノートPCのかわりにもデスクトップPCのかわりにも成り得ます。

単純にデスクトップPCの代替品として常駐させておくほうが使い勝手が良くお勧めではありますが、お洒落で面白いことは間違いないと思います笑

 

以上、デスクトップPCより小型PCのほうが大多数の人は適しているという意見でした。ご参考にして頂ければ幸いです。